日本酒といえば「灘の銘酒」とか「米どころ新潟」が思い浮かぶ人は多いと思います。
ですがそれだけではありません。寒冷な機構と白山や立山などの清らかな雪解け水、酒造りに適した米の産地など、日本酒づくりに適した条件が揃う北陸には銘酒もたくさんあります。
美味しい日本海の海の幸もある土地柄、海の幸には「日本酒」(個人の感想です)ということで、北陸の日本酒をご紹介します。
福井県
冬といえば「カニ」。超有名なブランドガニである越前ガニの福井県の日本酒。
福井の日本酒の特徴は吟醸酒が多いことです。
常温で楽しむお酒が揃っています。(吟醸酒はそういうもの)
多くのお酒がのどごしスッキリまろやかで、お酒好きには物足りない?かもしれませんが、カニだけでない冬の日本海の幸によく合うお酒です。
1位:黒龍
2位:梵(ぼん)
3位:一本義
石川県
美酒の宝庫とも言われる石川県。寒冷な気候、上質な水、おいしい米の産地という良いお酒が作られる条件が揃った恵まれた土地。そして高い技術を受け継ぐ杜氏(とうじ)と蔵人(くらびと)の職人魂によって、数多くの銘酒が生まれてきました。
元は甘口が多いといわれた石川のお酒ですが、近年は辛口も増えてきたそうです。
1位:手取川(白山)
2位:天狗舞(金沢)
3位:菊姫(白山)
番外)能登
上位を加賀のお酒で占めてしまったので、能登のお酒も番外で紹介します。
奥能登も美味しいお米がとれますし、なんといっても能登杜氏発祥の地です。
比較的甘口ですがさっぱりしていて飲みやすいお酒が多いです。
宗玄:珠洲
千枚田(能登誉):輪島
奥能登の白菊:輪島
富山県
富山も立山山系の上質な水が豊富にあるため酒造りが盛んな県です。
有名な酒蔵が多くあり、どれを選ぶか迷うことも多いと思います。
1位:満寿泉(富山・東岩瀬)
2位:勝駒(高岡)
3位:立山(砺波)
まとめ
地の食材に合うのはじのお酒と言います。
冬はズワイガニや寒ブリなど、この時期ならではの海の幸が多くありますので、海の幸に合わせて北陸のお酒を堪能してみてはいかがでしょうか。
良い酒蔵のお酒はスタンダードでも雑味少なく十分美味しく、普段飲みならこれでも十分です。
ですが「吟醸」とか「山廃」になると、さらに磨き抜かれたいわば「究極」の味わいです。
「特別」があるときにはぜひこの究極を堪能して欲しいと思います。