お?なんか会社人間てヤバくない?
みんなとは言いませんけど、この本の目次を見ると身に覚えがある人は少なくないはず。
脳に悪い7つの習慣 林 成之 著
のご紹介です。
会社で生きること、会社のためにと思って行動していたこと、が脳に良くない習慣にけっこう当てはまっています。
本書では「良い」とされていたことがなぜ「脳にはよくない」のか、どう考えて行動すれば「脳」がが元気になるのか、を順を追って詳しく説明しています。
この本を読めば
- 集中力が高まる
- 物忘れがなくなり、記憶力が高まる
- 独創的なアイデアが浮かぶようになる
- 目標の達成率が上がる
- ”ここぞ”というときに力を発揮できる
- 頭が疲れにくくなる
- コミュニケーションが得意になり人間関係が良くなる
などが、「脳が活性化」することで身につき、「幸せに生きていく力」になります。
一般的に「良い」とされていたことなのに、実は「脳にはよくない」という習慣もあるといいます。
例えば
- コツコツがんばる
- 上司には素直に従う
- 「効率」を意識する
- ライバルより自分
こんなことは会社で生きていくには当たり前と考えられていますが、これが「脳によくない」と言われると驚きです。どうしたらいいのだろう?と悩みそうです。
それぞれについて、具体的に良くない理由、やめるべき習慣、どう行動していくべきかが解説されています。
以下、目次の抜粋をご紹介しておきます。
もっと細かく目次はわかれているのですが全部あげると大変な量なので、目次が気になる方は
サンプルが見れますのでこちらからどうぞ。
もくじ抜粋
第1章-「興味がない」と物事を避けることが多い。
- 「自分さえよければいい」と思ってはいけない
- 興味を持つことで脳のパフォーマンスは上がる
第2章-「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
- 「面白くない」「好きじゃない」などのマイナスの感情は持つな
- 人を嫌って得をすることは何もない
- どんな部下が上司を伸ばせるのか
- 「疲れる脳」と「疲れない脳」がある
第3章-言われたことをコツコツやる
- 脳にとっての報酬とは
- 「だいたいできた」と安心してはいけない
- 無理かもしれないと考えるのはNG
- なぜ「言われたことをコツコツやる」が脳にとって悪いのか
- 目的と目標は分けなければ達成できない
- 目標はコロコロ変えてはいけない
- 上司や指導者に対して従順になるな
- ”ここぞ”という時にリラックスしてはいけない
- マニュアルどおりにやらせるな
- 脳に悪い習慣は勇気を持ってやめる
第4章-常に効率を考えている
- 効率を重視してはけない
- 日記やブログで考えを整理することは脳にも良い
- 反論されてカチンとくるのはNG
- 独創性はやり方次第で身につけられる
第5章-やりたくないのに我慢して勉強する
- 悔しい気持ちは脳の力を引き出す
- 脳の仕組みを活かすと記憶力が高まる
- 体験記憶の落とし穴を知っておこう
第6章-スポーツや絵などの趣味がない
- 脳のさまざまな力にかかわる「空間認知能」とは
- 姿勢の悪さは脳に影響する
- スポーツや絵の趣味がないのはNG
- 「生まれつきだから」とあきらめてはいけない
第7章-めったに人をほめない
- 「気持ちを伝えられない脳」がある
- 淡々とクールに話してはいけない
- 「空気を読まない」のはNG
- 目的は共有しないと達成できない
- 人を褒めると脳は喜ぶ
会社人間だった頃の自分を思い返してみると、「なんとなく無意識に行動していたけど、理にかなっていたからうまくいってたんだな」とか、「ちょっと危うい考え方をしてたな、まわりに助けられていたんだな」とか、「なんであの人とウマが合わなかったのか合点がいった」ということがたくさんありました。
会社人間でなくても、人が「素直に」そして気持ちを「豊かに」生きていくために大事なことがたくさん詰まった「教科書」のようなものです。
おうち時間、スキマ時間に「人間力」「能力」「脳力」向上にぜひおすすめの一冊です。
電子版はこちらからもどうぞ。