こ~んなファンタジスタがいたら、心を奪われて決して目を離すことはできないでしょう!
いよいよ「さよなら私のクラマー」がアニメ放送開始と、劇場版アニメの公開日発表となりました。
テレビ版も劇場版も4月スタートという情報でしたが残念ながら劇場版公開は6月11日に延期です。
アニメ化に際し、原作マンガの方もあわせて見てみたいと思います。
アニメはテレビ版も劇場版も「さよなら私のクラマー」となっていますが、劇場版は中学時代のエピソードということなので、原作マンガは「さよならフットボール」の内容となります。
ということでまずは「さよならフットボール」から。
さよならフットボール
「ノンちゃんのフットボールには夢がある」 越前佐和(藤第一中学マネージャー)
藤第一中学の2年、ノンちゃんこと恩田希はサッカーが大好きで、本気でサッカーを楽しみたいがために男子サッカー部での練習に参加していました。
あるとき偶然に街でスポーツ少年団のチームメイトナメックこと谷安昭と再開します。
小4で転校するまでナメックは希のことをを「オヤブン」と呼び後ろをついて回っていたのに、再会したナメックは体格も良くなり「恩田」と呼び、もはや女子では男子にかなわないと言い切ります。
男子部と練習をしていても体格差に悩み始めていた希でしたが、ナメックのその一言で火がつきます。
新人戦1回戦でナメックのいる江上西中と当たることを知った希はなんとかして新人戦に出たいと画策をしますが、男子の試合に女子が出れるわけもなく・・・でもあきらめきれない希は・・・
男子の中でもテクニックで翻弄して抜いていく希のサッカーは実に痛快で、こんなの実際に見たら間違いなく目が離せないことでしょう。「なんとか試合に出させてあげたい!」と思うこと請け合いで、というより実際の試合で希がどんな活躍をしてくれるのか見せてほしい!というのが本音です。
さよなら私のクラマー
「私達が負けてしまったら日本女子サッカーが終わってしまう」日本代表 能見奈緒子
中学最後の試合で、実力がありながらチームがフィットできず破れた周防すみれ、一方で周防を封じ続けた全国3位のボランチ曽志崎緑。曽志崎は周防の才能に惚れ込み、同じ高校に進もうと誘います。
曽志崎は全国レベルの高校からの誘いを蹴ってまで周防と進んだ高校は・・・弱小、蕨西南高校、通称「ワラビーズ」。
レベルの違いに愕然とする曽志崎だがそこには抜群のテクニックを持った無名の選手が・・・恩田希との出会いでした。
恩田は中学の監督から「女子サッカーのレベルを上げてこい」「才能を持つものの責務を果たせ」と言われ女子サッカー界に足を踏み入れたところでした。
そもそも弱小チームなので、未完成の3人の力だけではどうにもならないことや、「女子」サッカーだからこその理不尽な壁にもぶち当たりますが、3人を中心に「ワラビーズ」の選手たちがまわりのやる気も意識も巻き込んで挑戦していきます。
サッカーは見るだけの素人ファンですが、だからこそなのか、恩田希のファンタジスタぶりから目が離せなく、強豪校の選手や指導者の驚くさまが痛快でワクワクがとまりません。
マンガの絵も「すげーヒーロー」が出てくるものとか、バトルもののような派手さや豪快さはありませんが、それがまた「女子サッカー」の丁寧なプレーを表現しているかのようで、純粋に「サッカーって楽しいな」と思わせてくれた作品です。
アニメの印象
完全に独断ですが、アニメが始まって声の印象が全く違和感がなかったことに感動しました。
最近はアニメも技術的なこととかアニメーターさんの力量とか、昔に比べて完成度が高いと感じていますが、このアニメは画も動きも、そして声までもがイメージ通りで最高です。
ホント独断で勝手に感動しててすみません。
ネタバレが嫌なので「マンガとアニメ両方はちょっと・・・」という人がかなりいると思いますが、完成度の高いものはそれぞれ楽しめますので、まあ「ちょっと」という人はアニメを見終わってから「立ち読み」でもしてマンガはどうなのかな?という感じでもいいと思いますが、それぞれを見て損はしないと信じています。
テレビは、TOKYO MXとBS日テレで放送されます。
このアニメは5日遅れくらいで配信サービスでも見れるようなのでそちらもチェックしてみてください。
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映画版:内容は「さよならフットボール」
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