城アラキ (著), 長友健篩 (著)<br>集英社 ヤングジャンプコミックス<br>かつて世界的なコンクールで優勝したこともある天才バーテンダー・佐々倉溜 。
勝手に評価
おすすめPiont
さすが大人のマンガ。今まで知らなかったカクテルはもちろんですが、名前くらいは知ってるとか、飲んだことがあるカクテルでも、実は知らなかったエピソードがあったり。
クールダウンタイムにおススメのマンガです。「BARに行ってみようかな」という気分になってしまったら、あなたはもう虜になっています。
絵 ☆☆ :
ストーリー ☆☆ :基本的に一話完結のショートストーリー。酒や人にまつわるエピソード。
知識 ☆☆☆:カクテルのレシピはもちろん、成り立ちや背景なども語ってくれのが楽しい。
内容
ヨーロッパでカクテルコンテストに優勝し、「神のグラス」と呼ばれる絶品カクテルを作り出す男、佐々倉溜。
8年ぶりに日本に帰ってきた彼が入ったバーで、悩めるホテル社員・来島美和と出会った。
新しくオープンするホテルのバーのバーテンダーを探していた美和は、佐々倉に気づいてバーテンダーの試験に送り込む。
バーテンダーには特に期待はしない「指示通りに酒を提供できればいい」と公言するホテルの神島部長と、自由な言動の佐々倉。
形を重んじる神島は佐々倉が作った「水割り」に激怒し口を付ける前に佐々倉をたたき出したが・・・
客を見て、その客の”いま”にあわせた極上の一杯を提供する。ただレシピ通りに作るのではない極上のバーテンダーというものを教えてくれています。
お酒の蘊蓄やまつわるストーリー。登場人物がそれぞれ難題や小ネタを持ってバーにやってきますが、解決に導くカクテルの魅力もそうですが、そこでかわされる会話の楽しいこと。
これこそが「大人の時間」と実感できます。
一杯のカクテルを頼み、ちょっとの会話を楽しんで帰る。
そんな大人の飲みかたしたいな。そう思わせてくれるマンガです。