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カメムシの 侵入を防ごう! 撃退をしよう!

くらし・発見
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昨年の夏は一部地域でカメムシが大量発生して大変でした。

今年も暖かくなり始めたところで目撃情報がありますので、昨年ほど発生するかはわかりませんが、早めに対策しておくに越したことはありません。

カメムシの習性

カメムシの異常発生は昨年ニュースになっていましたが、原因ははっきりしていません。

緑地が近いからとか、新たに植えた草木が原因かも、などという話もありましたが都市部でも発生していますし、そもそも飛ぶことができるので発生源を根絶やしにでもしないと発生を抑えることはできません。その発生原因がわからない以上、自分の家での対策をするしかありません。

(草木に卵を産み付けるので植物に注意は必要です)

カメムシは

  • 越冬期以外は通年見られる。
  • 年に1回か2回繁殖する。
  • 寒いところが苦手。
  • 白っぽい明るい色を好む。
  • からだが平たいので2㎜程度の隙間があれば通れる。
  • 刺激を受けたり危険を察知したりすると足の付け根から悪臭を放つ。

といった特徴が知られています。

日なたに干した洗濯物によく付いているのは、タオルやシーツなど白っぽい洗濯物が日光を浴びて暖かくなっているからといえます。

また秋のカメムシは越冬場所を求めて家屋への侵入をはかります。

この時に体が平たいので、雨戸の隙間、網戸と察しの隙間はもとより、エアコンのダクトを通って室内に入るケースもあります。

注意していたつもりでも気が付いたら部屋にいたということもよくありますが、ちょっと考えにくいようなところでも、あらゆる隙間に注意する必要があります。

屋内の侵入を防ぐ

まずカメムシが室内に侵入しない方法を考えてみます。

侵入経路としては

  • 開かれたドアや窓。
  • 雨戸や窓の隙間。
  • 排気口(換気扇)。
  • エアコンのドレンホース。
  • 洗濯物。

などが考えられます。

隙間という隙間を完全にふさぐことができれば侵入を止めることができますが、それは現実的ではないので侵入経路ごとの対策をしましょう。

前提として、出入りや換気でドアや窓を開く際は十分気を付けてください。

開けっ放しの空間からの侵入を防ぐ方法はありませんので。

雨戸の対策

細い隙間でも通れてしまうカメムシなので、窓という窓を目張りするくらいのことをしないと物理的に撃退することは難しいですが、窓が引き戸であるなら隙間なく目張りというのは現実的ではありません。

そうなると手っ取り早いのは防虫剤の使用です。

カメムシが通りそうなところに「カメムシに有効と表示された」の防虫剤を塗布しておくことです。

通りそうといってもゴキブリのように暗いところや壁際に沿って歩いてくれるわけではありませんので、結局はある程度広範囲に塗布しておく方が無難です。

  • 雨戸の表面全面。
  • 戸袋の隙間。ここは少し多めに、戸の側と戸袋側両面に塗布。
  • 雨戸の内側の網戸。

これに加えてサッシの表側まで塗布しておけばより安心です。

この対策で昨年の我が家では、毎朝ベランダに10体くらい転がっていました。

これらが家宅侵入を狙っていたかと思うと、また全部でなくても入られてしまったらと思うとゾッとしますね。

塗布しておくタイプの防虫剤は約3ヶ月効き目が持続するものが多いので、1シーズンに2回ほど塗布しておけば大丈夫でしょう。

ペットや小さいお子様がいるご家庭などで殺虫剤を使用したくないという場合は、ミント系の香りをつけるという方法もあります。

  • カメムシはミントの香りが苦手なので、窓付近にミントの鉢植えを置く。
  • ハッカ油を使う。

などです。

ハッカはハチも嫌うそうなのでハチ除けにもなります。

ハッカ油スプレー

  • ハッカ油 5~10滴
  • 無水エタノール 10ml
  • 精製水 90ml

をPP容器に入れてよく混ぜてスプレーします。

このとき、ハッカ油はプラスチックを溶かしてしまう性質があるので、容器はPP・PET・PEという表記があるものかガラスの容器を使いましょう。

スプレーする前によく振って、1週間以内に使い切るようにしましょう。

洗濯物の対策

カメムシは白いものを好むので、一番の対策は白い物を外に干さないことです。白に付きやすいというだけで白以外には付かないというわけではないので洗濯物をそもそも外に干さないのがベストですが、天気の良い日はやはり外に干したいですよね。

洗濯物には吊り下げの防虫剤を使います。

またここでもハッカ油を活用することができます。

スプレーにする時は溶液を作りましたが、ここではハッカ油と重曹を使います。

布袋に入れた重曹にハッカ油を数滴たらして洗濯物にまぜて吊るします。

この方法は元は衣装ケースの虫よけとして紹介されたものの転用なので、効果の度合いによって垂らすハッカ油の量をいろいろ試してみてください。

いろいろ対策をしても、完全なものはありませんので、洗濯物を取り込む時にカメムシやその卵がついていないか十分確認をすることが肝心です。

ただ、見つけたとしてもバタバタ撃退すると、危険を感じて臭いを出されてしまうのでその隙を与えないように除去しないといけません。

運悪く卵が見つかってしまった時はガムテープを使って洗濯物から引きはがします。

カメムシ撃退法

いくら外の対策をしても完全に屋内への侵入を防げるわけではありません。

人が出入りする以上、玄関は開閉しますし、今は新型コロナのこともあるので換気はしたいですから、どうしても侵入の機会を与えてしまいます。

では入ってしまったカメムシをどうするかということです。

家の中で殺虫剤を撒いてしまうと後が大変です。

カメムシは低温になると動きが鈍くなります。なのでカメムシ用の凍結スプレーというものがおすすめです。シュッと一拭きすると一瞬で霜が付くアレです。

シュッとひと吹きで霜が付くと動きは止まりますが、生きている以上は身の危険を察知したら臭いを出してしまいますので、完全に動きが止まるまで冷凍する必要があります。

全身が真っ白になっても足がヒクヒク動いているようではダメということです。完全に凍らせて、触れたら崩れてしまうくらいに冷凍してしまうのが正解です。といっても本当に崩れてしまうとそれはそれで後始末が面倒なので加減は考えましょう。

でも臭いを出されるよりは足がポロって落ちてもそれを片付ける方が嫌ではないと思いますが。

10秒程度吹き付ければ確実に仕留めることができます。

ちなみに家にあったゴキブリ用の殺虫剤はほとんど効きませんでした。

昨年、冷凍スプレーが無い時に侵入されて、手元にあったゴキブリ用の殺虫剤を吹き付けましたが、殺虫剤まみれになって身動きがとれなくなっただけで、動きそのものは衰えませんでした。ということはカメムシは当然、身の危険を感じるわけなので毒は撒かれていました。

ゴキブリ用の殺虫剤のヌルヌルの始末と臭いで後始末の苦痛といったらないですね。この時は2度と冷凍スプレーを切らさないようにしようと心に誓いましたね。

昨年味わった災難

撃退というのではないですが、思い出しただけで鼻がおかしくなるような気がする災難の話をご紹介しておきます。

この時はクルマに大きな荷物を積むのにしばらくドアを開けていたんですね。

いちおう周囲は見渡したつもりだったのですが、荷物も積み終えてしばらく走ったところで「ブーン」と音がして「パチッ」とフロントガラスに黒い物体が・・・

そうです、車内にいつの間にか侵入していたヤツがフロントガラスに飛来したのです。

運転中だし、停めたところで払い出そうとして刺激した瞬間に毒を撒かれても困るので、とにかく動向に気をつけながら走っていました。

そんなこちらの気持ちなんか知るわけもなくゆっくり窓を歩いていたヤツがサイドウインドウにきた瞬間、ほぼ飲みきっていたペットボトルで行く手を塞ぎ、ボトル側に落ちるのを待ちました。さすがにこの時は路肩に寄せてクルマ止めましたけど。

落ちたカメムシはわずか残った水分で足を取られて動きが悪かったのですかさずキャップを閉めたことで捕獲には成功したのですが・・・

断末魔の臭いは閉めたペットボトルを余裕で突き抜けてきました。

さすがに耐えられなかったのでコンビニを見つけて、お掃除用の水道で水を入れて下水に流し、ペットボトルを捨てることができました。

このコンビニがピン缶捨てボックスが店外に置いてあるお店だったのはラッキーでした。

とりあえず最悪の事態は避けられた格好ですが、車内は翌日までちょっと臭ってました・・・

大量発生になったら、クルマの乗り降りに気をつけるのは当然ですが、冷凍スプレーを持って乗るべきなのか?と考えさせられた事件でした。

臭いがついてしまった時の対処法

去年こんな思いをしたので、臭いがついてしまったものがどうにかならないのか、調べてみました。

手についてしまったら、オリーブオイル・クレンジングオイル・食器用洗剤で臭いはとれるそうです。

できればもう手に臭いがつくような経験は重ねたくないですが、今まで手についてしまった時に、手洗い石鹸でどれだけ洗ってもしばらく臭いが残っていましたので、次はオイルとか食器用洗剤を試してみようと思います。

洗濯物に臭いがついてしまったら、界面活性剤入りの洗剤でもう一度洗うと臭いはとれるそうです。

またカメムシの臭いは高熱で飛ぶということなので、洗濯物についてしまったらスチームアイロンをかけるのも有効です。

まとめ

余計なエピソードで時間を無駄にしてしまっていたら申し訳ありません。

ただ、何が起きるかわかりませんし、再び大量発生すると対策をやりすぎるということは無いというくらいに、場合によっては人に会うよりカメムシに遭遇する方が多いのでは無いかというくらいに現れますので、あとで不快な思いをしないように早めに対処の準備をしておきましょう!

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