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クレイモア コスパ抜群 本格スコッチウイスキー

くらし・発見
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「スコッチをこよなく愛するイギリス人が手ごろな価格で毎日飲むために作られたスコッチ」ってどれほどのものかちょっと気になりませんか?

お気に入りのバーにもなかなか行けなくなってしまったので、たまには家でもちょっと”良いお酒”を飲んでみようかなとリカーショップを漁っていたら目に飛び込んできたのが冒頭のコピーです。

そのウイスキーこそが「CLAYMORE(クレイモア)」でございます。

コシの強い伝統的な味わいとモルトの豊かな風味が特長のスコッチウィスキー。商品名の由来はゲール語で「剣」を意味します。アルコール40度。

英国内の定番商品的な位置付け

見慣れないブランドで手書きのPOPです。さらにボトルの後ろを見ると「現地ラベル」の上に無造作に貼られた「輸入商社(明治屋ですけど)」のシール。いかにもって感じですよね。(写真撮れてなくて残念です)

POPにはさらに「スコッチをこよなく愛するイギリス人の普段飲み」の言葉。イギリス人てウイスキーのこだわりは半端じゃないと聞きますので、そういう人達だと安いものでも味には妥協しないんだろうなと。

こう考えた時点でもはや相手の手の内な気もしますが、そのあとに

「香り豊か」「まろやかで甘みのバランスに優れた」「スモーキーフレーバー」と続いてしまえば期待感も増すというものです。

とはいえ値段が1,000円くらい。この時は確か税込で1,000円を少し出た程度だったと思います。

「まあ1,000円なら失敗だったらソーダでもコーラでも入れて飲めば良いや」くらいの気持ちでしたが。

考えてみれば、定番的な位置付けって「一般的」ってことですよね。九州では名も知れない芋焼酎が樽からの量り売りで売られているみたいな。

もちろんそういうお酒は安くて旨いものですけど、「森伊蔵」と比べてはいけませんよね。

ということでキャッチコピーにのせられて変に期待感を盛り上げてしまいましたが、本格スコッチと言っても「シーバスリーガル」とか「マッカラン」とか比べちゃいけないわけです。

そもそもどんなお酒

「クレイモア」は大麦麦芽が主原料のモルト原酒と、穀類が主原料のグレーン原酒をブレンドしたウイスキーです。

その風味を決定づけるモルト原酒のことを「キーモルト」といいますが「クレイモア」のキーモルトは「クラガンモア」。スコッチ6大産地のなかでも北東部にある「スペサイド」地域で造られるものです。

クラガンモアが際立つ個性をもつ原酒であるためにクレイモアにもその個性が引き継がれています。

その個性が「香り豊か」「まろやかな甘み」「スモーキーフレーバー」となっているということです。

ただこの個性の強さがネットの評価も「うまい」と「まずい」にはっきり分かれることになっています。

「好みにあわない」と語っている方もおられますが「まずい」と断言されている方もおられます。

ちなみにネットで「クレイモア」で検索するとマンガばかりがヒットしますが、もともと「クレイモア」とは「大きな剣」のこと。

両手剣説と片手剣説がありますが、2種類存在するものだそうです。ラベルも年代で違うものがあり「篭柄」の片手剣がクロスしたものと、大きく張り出した鍔がある両手剣がクロスしたものがあります。

開封

果たして・・・

ほのかに甘い香り。イメージが貧困なせいか、「高いお酒」=「上品な甘い香り」と思っていたので値段を考えたら勝手に得した気分になっています。

本当はあまり強いお酒とかピリッとしたお酒はあまり得意ではないのですが、味を知るためには「まずはストレート」ですよね。

一口含んでみたら、「あ、甘い」。

この「いきなり甘い」感が本当の値段と相まって「安い酒」と言われるゆえんなんでしょうね、と思っているうちにやってくる「スモーキー」。

「マッサン」が「スモーキーフレーバー」にこだわっていたのが実はよくわかっていなかったのですがここで初めて知ることができました。

ということはこの「スコッチ」と考えたら冗談みたいな値段のこのお酒は、マッサンに言わせれば「本物」なのかなと、本場の誇り高いイギリス人に愛されるということは、なんて考えてしまいました。

割っても意外にいける

この味ならストレートのままでも飲めそうですが、「お茶」感覚で飲みたい人なのでとりあえず水を用意しました。

でも「安いお酒」って割ると味がしなくなるイメージがありますよね。

そうなったら寂しいので「トワイスアップ」にしてみます。ロックにして溶けるの待っても良いんですけど、冷やしたら香り変わるじゃないですか!(と強くないのに通ぶってみただけですけど)

予想は大きく裏切られました!

甘みと香りは思ったほど損なわれませんでした。というよりも「スモーキーフレーバー」も若干弱くなったとはいえ、ストレートの時と同じくらいに遅れてやってきました。

思った以上に「強い」印象です。

本当にこの癖は好みによるのでしょうけど、酒1、水1程度ならバランスが崩れた感じもありませんでしたね。

これだったら「ハイボール」あたりが「甘さ」も少し抑えられて万人に飲みやすいかもしれません。

でもあまり薄まって欲しくないので、氷を入れないで2:1か氷入れて1:1くらいをお勧めしたいです。

まとめ

スコッチというと有名銘柄の高価なものというイメージが強いと思いますが、このクレイモアは、イギリス国内向けの、いわば庶民派のスコッチです。

それこそ「缶チューハイ」を飲むくらいの感覚で本格スコッチを楽しめると考えれば、実はたいそうなぜいたくでしょう。

名だたる有名銘柄とは比べるべくもありませんが、スコッチならではのスモーキーさ、甘さも十分に感じられるため、「価格以上のおいしさ」と評価する人が多いウイスキーです。

補足

ハイランド系で「日本向けにブレンドされた」というものを試してみました。

値段は「クレイモア」とほとんど変わらない価格帯でした。

アルコール臭かった・・・

その銘柄の特徴なのか、日本向けがそうなのか、安かったらそんなものなのか、それはわかりません。

あえてそちらの銘柄は明かしませんが、あらためて「クレイモア」スゲーなと思った出来事でした。

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