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夏にも有効?加湿器

くらし・発見
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乾燥や加湿器は冬特有のものだと思っていませんか?

確かに日本の夏は高温多湿で、夏を快適に過ごすには湿度は大敵に思えます。

暑い夏を快適に過ごす一番のツールはクーラー(エアコン)ですが、クーラーには除湿効果があり、オフィスやリモートワークで一日中いる部屋でクーラーを長く使っていると、室内はかなり乾燥しています。

冬でも夏でも乾燥がお肌や喉に良くない影響をもたらすことは変わりませんし、空気が乾燥しているとウィルスや飛沫の影響も受けやすいので、エアコンの効いた室内では加湿器を使った方が良いということになります。

加湿器のメリット

冷房と加湿器を併用してもいいの?

気になるのはせっかくエアコンで不快の元であるジメジメを除いたのに湿度を加えて効果がうすれないの?ということですよね。

これに関しては、先に冷房で快適にしておいてから必要な湿度を加えるという順序にすることで問題なく併用できます。
加湿器の水蒸気は気化する時に熱を奪う効果があるので、正しく使えば冷房の効果が上がることも考えられます。

すでに乾燥してから加湿しても手遅れ?

すでに乾燥してしまったらそれから加湿器を使っても効果はあるのでしょうか?

その場合も手遅れということではなく効果はあることが確認されています。
乾燥によって崩れた体調は改善されます。

いい事ばかりじゃない、加湿器使用のデメリット

加湿器を使用する場合、湿度が高くなると結露の発生や、カビやダニの繁殖が促進されてしまいます。
せっかくエアコンで乾燥してリスクが減ったはずなのに、加湿によってリスクが出てしまうということです。

夏場の加湿器は湿度40%以下になったくらいで使用するのが望ましいと言われています。
1.カビの繁殖は湿度80%以上で促進する。
2.人が快適と感じる湿度は40〜60%
3.肌・喉の調子が良くなる湿度は60%
4.インフルエンザウィルスの活動が活発になる湿度は50%以下
と言われますので60%を目安に調整するのが快適なようです。

加湿器の使い方

加湿器の置き方、置き場所はどうすれば良いのでしょうか。

適した場所は
・床から30センチ以上離す
・部屋の真ん中やサーキュレータの近くで、部屋全体に湿度が分散しやすい場所。

逆に良くない場所としては
・窓の近くだと、水蒸気が部屋に回る前に結露になったり、カーテンのカビの元になったりします。
・換気扇の近くも水蒸気がすぐに室外に出てしまうので意味がありません。
・電気製品や木製家具などの近くも湿気で機能を損なってしまうので向きません。

加湿器の種類

ひとくちに加湿器といってもいろいろなタイプがあります。大きく分けてスチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式の4つのタイプに分類されます。

1.スチーム式

   ヒーターで水を熱して水蒸気を発生させて加湿するもの。

2.気化式

   水を含ませたフィルターに風を当てて加湿するもの。

3.超音波式

   水を振動させミストにして加湿するもの。

4.ハイブリッド式(加熱超音波式)

   超音波式にヒーターを組み合わせたタイプ。
   ヒーターで温めた水を振動させミストにして加湿するもの。

まとめ

日本の夏は「高温多湿」ですが、ここ数年は異常な暑さに見舞われていますので、体を壊さないためにはエアコンをきちんと使うことが必要です。
エアコンを使うとその除湿効果で室内の湿度は低下しますので、結局冬と同じように乾燥のケアをしないと、冬と同じように乾燥による体調不良やウィルスの影響を受けることになってしまいます。

一般的には冬のモノと思いがちな加湿器ですが、今ではメーカーでも通年仕様を考慮したモデルも発売されています。
加湿器のタイプによってメリット・デメリットもありますので、自分の環境や用途に合ったモノを選んで安心快適に過ごしましょう。


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