食器を洗うのよりも、洗った後にふきんがビシャビシャになったり、水切りカゴの周りの水の処理が大変。
という煩わしさはなかなか解消されません。
食器乾燥機や食器洗浄機も多く使われるようになってきていますが、食器洗浄機を使うことができない食器や、一定量たまらないと不経済であったりするので、手洗いが全く無くなるわけでもありません。
食器乾燥機にしたって食器は乾燥しますが食器乾燥機自体に水が溜まるので、水を捨てるとか溜まりやすいところは洗わないといけないですよね。
そういう物を洗えば、やはり乾燥する場所が必要になってきます。
ここでオススメなのが、珪藻土を使った水切りかごです。
珪藻土とは
珪藻土を使ったコースターとかバスマットというものを見かけることがありますが、珪藻土とは一体なんでしょうか?
珪藻土(けいそうど)は、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)である。
珪藻の殻には小孔が多数開いている為、珪藻土は体積あたりの重さが非常に小さい。珪藻土の最大の用途は濾過助剤である。吸着能力は低く、溶液中に溶解している成分はそのまま通し、不溶物だけを捕捉する性質がある。そのため珪藻土単独で濾過する事は稀で、フィルターに微細粉末が目詰まりしてしまうのを防ぐためにフィルターの手前において微細粉末を捕捉するのに用いられる。
珪藻土は水分や油分を大量に保持することができる。このため乾燥土壌を改良する土壌改良材や、流出した油を捕集する目的で使用される。アルフレッド・ノーベルはニトログリセリンを珪藻土に吸収させることで安定性を高めたダイナマイトを発明したが、ノーベルはその後はるかに爆発力の強いブラスチングゼラチンスタイルのダイナマイトを開発したため、珪藻土を使ったダイナマイトは科学史のトピック的存在にとどまった。触媒やクロマトグラフィーの固定相の担体としても使用される。
耐火性と断熱性に優れているため建材や保温材として、電気を通さないので絶縁体として、また適度な硬さから研磨剤としても使用されている。建材としては、昔からその高い保温性と程よい吸湿性を生かして壁土に使われていた。近年、自然素材への関心が高まるとともに、壁土への利用用途が見直され脚光をあびている。漆喰に類似した外観に仕上げることができ、プロでなくとも施工しやすいため、DIY向けの建材としても販売されている。珪藻土そのものには接着能力はないので、壁土としては石灰やアクリル系接着剤を混ぜて使用される。
Wikipediaから抜粋
というように説明されています。
そもそもは、藻の殻の化石が詰まったものです。
この藻(珪藻)の殻には
- 体積あたりの重さが小さい
- ろ過性能がある
- 水分や油分を保持することができる
- 耐火性と断熱性に優れる
という性質があり、殻を壊さないように堆積岩を砕いて再成形などをしたものが私たちの目に触れる製品となります。
コースターやバスマットの用途で見ると、水分を保持することができるという性能を活かしています。
おすすめポイント
水切りカゴと吸水マットがセットになったシンプルなデザインで、キッチン周りがスッキリ片付きます。
食器からたれる水を、素早く吸収して素早く蒸発乾燥するため、キッチンがいつも清潔に保たれます。
吸水マットは簡単に取り外せるのでお手入れも簡単です。
お手入れは「サンドペーパー」でさっと表面を磨く程度。
吸水マットの周囲に溝が切られているので、一時的に水の量が多くても外に溢れるのを防ぎます。
サイズはこんな感じです。
水切りカゴとしてはやや小ぶりですが、その分スッキリしますので、キッチンがキレイに広く使えます。
こんなときは
「水が切れない」「すぐにまわりに流れ出てしまう」という口コミもあります。
我が家での使用感ではそういうことは無いので実際の状況はわかりませんが、確かに珪藻土マットといえども万能ではありません。
見ての通り、珪藻土マットはサイズがカゴに対して余裕はないのと、平板ということで、
お手入れ要らずというのも、日々の水の始末や清掃は必要はありませんが、定期的なお手入れは必要です。
長く使うと、珪藻の細かい穴に汚れが詰まってしまうことがあります。
そうなると珪藻土マットが水を吸わないのでとんでもないことになるのは想像にかたくありません。
また、しみてくれない水をそのまま放置していると表面にカビがはえることもあります。
カビがはえてしまったら除去は大変、というより完全除去はほぼ不可能なので、そうなる前にお手入れをしましょう。
水の吸い込みが悪くなったなと感じたら、300番などの粗いヤスリで表面を磨いて削りカスをよく飛ばしましょう。
まとめ
食器洗いで食器はキレイになっても、その後に水回りの清掃もしなければならないとなると仕事が増えてしまい、そういうところも洗い物が不人気家事の上位にある一因でしょう。
ちょっとした量の洗い物であれば、水回りのスッキリが維持できる「珪藻土を使った水切りカゴ」を紹介しました。
大量の洗い物があると、カゴから溢れてしまうとか、水が珪藻土の吸水性能を超えて結局水浸しになるとか、使い方を誤ればがっかりすることもあるかもしれませんが、正しく使えば信じられないくらいシンク周りはキレイに維持できる優れものです。
サイズ、デザイン共に「シンプリスト」を目指す方には特にお勧めできますのでお試しあれ!
我が家は、コレのおかげで食洗機の使用頻度が減った気がします。