バーに行ったは良いけど「カクテルの種類を知らないで楽しさ半減だった」なんて経験のある方も多いのではないでしょうか。
おしゃれなバーのカウンターに座ってみたいけど、お酒の種類もお作法も知らないし、実際に行ってみて「楽しさ半減」じゃ足も遠のきますよね。
かといって「詳しそうな先輩」なんかに連れて行ってもらった日には、散々蘊蓄を語られて、それも「知識がある自分」を自慢しているだけで聞いている方には全く得るものはない。
それどころか知ったかぶりをする先輩が恥ずかしくて・・・なんていうのもよくある話です。
知識を得たいと思って自分でも「蘊蓄本」を手に取ってみても、それこそ詳しい背景などをたくさん語られてついていけない。なんてこともありますよね。
本を書くくらいの人だから、確かな知識と、そのお酒や場に合った楽しみ方とか、本当に価値のある情報がたくさん詰まっているのですが、いかんせん「初心者」「入門者」には難しいものが多く感じられます。
「大人の楽しみ」を知るにはそれなりの覚悟と努力が要るのかもしれませんが、そのフィルターが全てではちょっと悲しいですよね。みんながみんな格調高い銀座の老舗を目指すわけではないのですから。
と、ちょっと斜に構えた物言いをしてしまいましたが、入門編に「マンガ」はどうでしょう?というおススメです。
お酒の知識やカクテルのレシピだけでなく、お酒にまつわるストーリーや、バーテンダーさんのあり方とか、マンガだからこそ軽く読むこともできますし、興味がわいたら「本気」で学んでみるのも良いでしょう。
ということでバーテンダーさんのマンガを集めてみました。
BARレモンハート 古谷三敏
心優しき男たちが夜毎集う酒場、『BARレモン・ハート』。名人マスターの人を見る目は酒を見る目。マスターの薦めるカクテルは人生のブレンド。酒ウンチクと人生模様を語る大人のための、酒、グルメコミックス。
内容紹介文
ザ・ウンチクというマンガです。「何も足さない、何も引かない」という何かの宣伝がありましたが、この作品にはまさにその言葉がふさわしい!
シンプルに読める作品です。
バーテンダー 作)城アラキ 画)長友健篩
バーテンダー a Paris 作)城アラキ 画)加治佐修
バーテンダーの勉強のため単身パリへやってきた佐島蓮。希望に胸を膨らませた蓮だったが、スリに遭い、お金もパスポートも失ってしまう。やがて路地裏のバーへ辿り着くが…!?
内容紹介文
スッテンテンになってしまって、「バーテンダー」の佐々倉さんに紹介されたバーにも行けないという設定から始まります。
人物が変わっているけど「あ~つながってるんだな」という妙な安心感。
カクテルの味って「お酒」とか「つくる技術」だけじゃないところを「バーテンダー」に引き続きお楽しみ!
バーテンダー a Tokyo 作)城アラキ 画)加治佐修
「パリから凱旋帰国!」と思った佐島蓮。
でも銀座は厳しかった・・・。
まだまだ先輩バーテンダーに薫陶を受ける日々。いろいろな意味で読む側にも学びのあるマンガです。
まどろみバーメイド 早川パオ
ちょっときれいで不思議な雰囲気の雪。
透明感のある美人の雪。バーテンダーの衣装は似合っているけど立っている場所が「屋台??」
しかも立ったまま寝てるし。
こんな雰囲気から、鮮やかな手際で”レシピ”を超えたカクテルなんて出された日には!
常連になりたい気持ちをマンガでなだめて、ちょっと「飲んじゃおうかな」と思う一冊。
西荻窪 三ツ星洋酒堂 浅井西
そこは悩める人々が足を運ぶ、3人の男が営む小さな隠れ家。美しい青年バーテンダーの作るカクテルと、無口なシェフが供する“缶詰”の料理があなたの心と身体を満たす……!!
内容紹介文
ザ・バーテンダー 作)なしきひろし ,画) 田中つかさ
バーの立て直しのため、I-BACC(アイバック:International Barmen's Community Club)から派遣されてきたのは、アイバックのトップにして世界でも5本の指に入るバーテンダーの水尾映だった。
水尾の作る酒は、バーや店主だけでなく、訪れた客の人生をも潤していく。
一人のバーテンダーと一杯の酒が紡ぐ珠玉の物語。
大人だけが味わえるぜいたくなひと時を、この一冊とぜひ!
内容紹介文