「次にくるマンガ大賞2021」webマンガ部門ノミネート!
最近長いタイトルのマンガとか多いけど、ちょっと長過ぎでしょ、これ。
それに加えて流行の転生もの。
普通なら「ないわ~」ってなりそうなんですが、「小説家になろう」から出てきた作品ということで興味をそそられました。
まあ、結果は「取り込まれちゃった」感じなんですが、そしたら「次にくるマンガ大賞」ノミネートって、これは「取り込まれる」のも無理はないなって感じです。
転生ってさ
転生し、弱小貴族として異世界を生きることになったアルス・ローベント。現代同様、異世界でも体力・知力ともに平凡だったが、“鑑定スキル”という人の潜在能力を知ることが出来るスキルを生まれつき所持していた。アルスは自分の民たちを守るため、“鑑定スキル”で弱小領地を最強の領地へと変貌させていく───!
書籍紹介文より
ごく普通の平凡な生活をしていたサラリーマンが突然生まれ変わる。
気の毒だけどちょっと救いなのは「刺され」たり「轢かれ」たりしてないことでしょうか。その分、いろいろ考えることも無く「気が付いたら転生していた」というのも凡人スキルなのかもしれません。
とはいえ「35歳サラリーマン」の自我を持ったまま転生する時点で凡人ということはあり得ないんですけどね。
でもまあ、30年余り生きて、記憶も残っていて、一から人生やり直すってどんな気持ちなんでしょうね?
学ばなければならないことはたくさんあるから退屈は感じる暇は無いでしょうけど、体がとんでもなく若返っているからそれに応じて気力も意欲も湧いているのでしょうかね?
いやいや自分がもう新しいことを覚えるのに苦労しているから・・・老婆心です。
鑑定スキル
気持ちはともかくとして、35年生きていたわけなので学習能力は高いですよね。おかげで3歳で大人と渡り合える”神童”となれました。だけじゃ面白味も無くてお話にはならないのですが、「人のステータスカード」が見れる能力が身についておりました。
いかにも現代っ子風ですよね。MMORPGの世界そのままって感じです。
それだけじゃたいして面白くもないのですが、「発見した」人を味方にするところに物語の魅力がふんだんに織り込まれています。
絵とのマッチングも最高で、私オトコですけど「リーツさん」のカッコ良さにはしびれてしまいます。
いや、変な趣味は無いですけど、あんな凄い人を家臣に、今の世なら「すごくついてきてくれる部下」なんでしょうか、なってくれたら良いな~って思います。
とにかく「アルス様」は普通にすごく良い人で、その人格によって「スキルの高い人々」を家臣にして、タイトルの文字通り「成り上がって」いくわけですね。
「成り上がり」っていい印象あまり持てないと思いますが、アルスの野心は「領民の幸せ」なわけですから、成り上がろうとしていないのに状況的に成り上がってしまう!なんとも羨ましい状況です。
こんな「アルス様とたのもしい家臣たち」の将来が楽しみでないわけがありません。
